ホーム 全体の概観 侃侃諤諤 Idea Board 発想トレーニング skill辞典 マネジメント コトバの辞典 文芸評論


Critique Back Number 62


高沢公信"Critique"/2009.7.20

 

どう企画アイデアを具体化するか【4】

企画をコンセプトつくる狙い
コンセプトの狙いを具体化する
実現手段に置き換える
実現手段を具体的に煮詰める〜すぐ着手できるところまで絞り込む
手段の洗い出しと落とし込み
手段・仕掛けを特定化る
具体化した実現手段の最適組合せを見つける
手段選択の原則
アイデアをカタチにするスキル〜アイデアづくりの4原則
コンセプト具体化におけるアイデアスキルの使い方
アイデアチェックシートを活用する
アイデアを完成させる〜新しいカタチを構成する要素を見つける
アイデアをまとめるポイント


コンセプトづくりのために使った条件を,洗い出し,何がコンセプト実現に優先するかで,絞込み,それをブレークダウンした。それが下図であった。これを発展させていく。

何がコンセプト実現に有効か,後はアイデアを練っていくプロセスである。これを図解すると,次のようになる。


@機能分解した上で,機能を統一するものを考える

◇分けただけでなく,ヒントはあるが,そのままでは単なる寄せ集め,多機能に過ぎない。それをひとつで機能させて,何かできないかを考える。それで初めてインパクトがある。

Aありきたりでなく,自分がわくわくするものを考える

ただ,淡々とわけたり,括ったり,という作業をするだけではアイデアは面白くない。自分自身がわくわくするものでなければひとを わくわくさせることはできかない。そのためには,先に何ができ,何ができないかで考えるのでなく,できるできないを括弧にいれて,自分のやりたいこと,自分のほしいことを考える。

Bいきなり具体的手段や方法を考えない

 いきなり,あまりにも具体的な答えらしい手段が出できたり,思いついたときは,いったん括弧に入れたほうがいい。それは,二つの理由がある。

 第一は,その手段と,端緒の条件との間にステップ(距離)がありすぎること。それ自体が悪くはないが,その具体的手段が,本当に,その条件実現にどんな貢献をするのかを,検討するつながりがみえない。それでは,単に思いつきで考えたアイデアと変わらなくなってしまう。

 第二は,その思いついた手段群を束ね直して見る必要がある。その手段の狙いを改めて考えることで,その意図や狙いから見て,抜けているものを見つけ出す効果がある。

【了】

企画づくりの全体像については,『企画の立て方・作り方』をご覧ください。

アイデアづくりについては,発想トレーニングアイデアづくりの基本スキルを参照ください。


侃侃諤諤ページ
【目次】

冒頭


侃侃諤諤ページ
Critique Back Number81ページ Critique Back Number82ページ
Critique Back Number79ページ Critique Back Number80ページ
Critique Back Number77ページ Critique Back Number78ページ
Critique Back Number75ページ Critique Back Number76ページ
Critique Back Number73ページ Critique Back Number74ページ
Critique Back Number71ページ Critique Back Number72ページ
Critique Back Number69ページ Critique Back Number70ページ
Critique Back Number67ページ Critique Back Number68ページ
Critique Back Number65ページ Critique Back Number66ページ
Critique Back Number63ページ Critique Back Number64ページ
Critique Back Number60ページ Critique Back Number61ページ
Critique Back Number58ページ Critique Back Number59ページ
Critique Back Number56ページ Critique Back Number57ページ
Critique Back Number54ページ Critique Back Number55ページ
Critique Back Number52ページ Critique Back Number53ページ
Critique Back Number50ページ Critique Back Number51ページ
Critique Back Number48ページ Critique Back Number49ページ
Critique Back Number46ページ Critique Back Number47ページ
Critique Back Number44ページ Critique Back Number45ページ
Critique Back Number42ページ Critique Back Number43ページ
Critique Back Number40ページ Critique Back Number41ページ
Critique Back Number38ページ Critique Back Number39ページ
Critique Back Number36ページ Critique Back Number37ページ
Critique Back Number34ページ Critique Back Number35ページ
Critique Back Number32ページ Critique Back Number33ページ
Critique Back Number30ページ Critique Back Number31ページ
Critique Back Number28ページ Critique Back Number29ページ
Critique Back Number26ページ Critique Back Number27ページ
Critique Back Number24ページ Critique Back Number25ページ
Critique Back Number22ページ Critique Back Number23ページ
Critique Back Number20ページ Critique Back Number21ページ
Critique Back Number18ページ Critique Back Number19ページ
Critique Back Number16ページ Critique Back Number17ページ
Critique Back Number14ページ Critique Back Number15ページ
Critique Back Number12ページ Critique Back Number13ページ
Critique Back Number10ページ Critique Back Number11ページ
Critique Back Number8ページ Critique Back Number9ページ
Critique Back Number6ページ Critique Back Number7ページ
Critique Back Number4ページ Critique Back Number5ページ
Critique Back Number2ページ Critique Back Number3ページ
Critique Back Number0ページ Critique Back Number1ページ
Critique Back Number【目次】へ戻る

ホーム 全体の概観 侃侃諤諤 Idea Board 発想トレーニング skill辞典 マネジメント コトバの辞典 文芸評論

ご質問・お問い合わせ,あるいは,ご意見,ご要望等々をお寄せ戴く場合は,sugi.toshihiko@gmail.com宛,電子メールをお送り下さい。
Copy Right (C);2024-2025 P&Pネットワーク 高沢公信 All Right Reserved