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Critique Back Number 41


高沢公信"Critique"/2005.12.20

 

発想力アップのためのマイ・チェックリストづくり-4-

発想の原動力タイプをチェックする
自己流チェックリストをつくる準備作業
既存チェックリストからチェック項目を拾う
自己流チェックリストをつくる
自分のスキルに整理する
自分流のスキルをもう一歩つめる
発想のキーワードを見つける
発想プロセスのキーワード化
発想のキーワード化作業の意味
自己流チェックリストを使いこなす


 ご自分の発想スキルを,ひとつのキーワードで表現してみてください。そのステップとして,

 @箇条書にしたチェック項目を再確認し,

 Aそこで何をしようとしているのかを具体的に考えて

 Bそこでの動き,変化を一言で的確に表現できるキーワードを考えてください。

 以上のキーワードを,

 Cそれで,本当に発想を展開するキーになっているかどうか

 を確かめて,ご自分の発想の旗印として下さい。少なくとも,パニックになる時間を短縮できるだけの自信にはなるはずです。

 たとえば,前述した4タイプのチェックリスト例から,一例として,各タイプのキーワード化を試みてみますと,

@の「理想の実現」指向タイプは,「5W2H」

Aの「未達の回復」指向タイプは,「目的確認」

Bの「問題点の改善」指向タイプは,「もうひとつの視点」

Cの「内部価値の実現」指向タイプは,「相対化」

 となります。

 キーワードづくりの作業とは,ちょうどキーワードを創り出す作業と似た作業を逆にたどって,またまとめていく作業になります。

 一見無駄なようで,対のキーワードのバックデータとして,バラバラ化の切り口があるように,キーワードの背後に,具体的な切り口があることで,キーワードを本当の意味で,そこから発想を引き出す鍵とすることができるのです。

 チェックリストを発想のツールとして使うというのは,既存のチェックリストもそうですが,ただその項目と照らし合わせれば,自動的にアイデアが大量に出るということではありません。

 どういうことかといいますと,チェックリストの場合,たとえば「視点を変える」というチェック項目があったとして,それをただ読み流しても,決して発想につながることはありません。必要なのは,そのチェック項目を,自分の発想への刺激として,それと意識的にキャッチボールすることなのです。

 たとえば,バラバラ化の4つの切り口

 @視点を変える

 A見かけを変える

 B意味を変える

 C条件を変える

 をチェックリストとして活用する場合を例にとって,具体的に考えてみます。

 たとえば,身近にあるパソコンをみながら,どれだけのアイデアが出せるかを試みるとします。

 「視点を変える」という項目とキャッチボールするとは,「視点」とは何のことか,

立場なのか,位置なのか,こちら側の価値観なのか,機能なのか,感情なのか,着眼するところなのか,先入観なのか,慣れたものの見方なのか,

 立場だとしたら,どういう立場なのか,公人としての立場,私人としての立場,会社員としての立場,父親(母親)としての立場,子供としての立場,

 位置だとすると,どういう位置なのか,上から,下から,横から,上からだとしたら,どのくらいの上なのか,下だとしたら,どのくらいの下なのか,

 価値だとすると,無価値なのか,価値が高いのか,価値が薄いのか,価値が減っていくのか,価値が高まっていくのか,

 意味だとすると,意味が同じなのか,意味が変わるのか,意味が読みにくいのか,意味が誰にもわかりやすいのか,

 機能だとすると,どういう機能なのか,機能を減らすのか,機能を付加するのか,

 感情だとすると,いい感情なのか,悪い感情なのか,怒りなのか,悲しみなのか,喜びなのか,楽しみなのか,うれしさなのか,

 等々を,考えること自体で,アイデアにつながるはずなのです。チェックリストは,それ自体がアイデアの元ではなく,自分自身の記憶と知識とのキャッチボールによって,アイデアを誘発する起爆剤,導火線にすぎません。

 とすると,公人仕様セキュリティパソコン,会社員のIDカードなしには使えないパソコン,親が子供のパソコンをモニタリングできるパソコン,ゲーム機仕様の使えるキッズパソコン,どこに行っても衛星で探知できるIDパソコン,使い捨て可能な紙かダンボール製の激安パソコン,年々ネットでバージョンアップ可能なパソコン,カバーやボックス部分を着せ替え可能なパソコン,液晶(モニター)部分が取り替え可能なパソコン,不明な部分にポインターを置くだけで解説が(音声でも)出るパソコン,ポインタが一定時間動かないと自動上書きするパソコン,液晶部分のみが剥がれて独立した形態端末になるパソコン,キーボードもマウスもないパソコン(入力手段が音声のみ),携帯電話と同じ大きさのパソコン,仕様機能単一パソコン,必要機能がICチップで自由に追加・削除できるパソコン,使い手の感情に対応してキーボードの圧力が変わるパソコン,感情レベルを感知するセンサーのついたマウスが,パソコンの壁紙を自動的に差し替えるパソコン,等々とキャッチボールのつどアイデアのかけら位は手に入る。

 もちろん,キャッチボールすれば,すべての項目で何かが必ず出てくるというわけではありません。が,少なくとも,固まっていた脳のネットワークに新しい回路がよみがえったり,忘れていた回路が行き返ったりする手がかりにはなるはずです。

 そうした手がかりになるかどうかは,キャッチボールに耐えられる項目になっているかどうかとも関係があります。この点も自作チェックリスト評価のポイントになるはずです。

 (発想力アップのためのマイ・チェックリストづくり-1-へ戻る)

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