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Critique Back Number 59


高沢公信"Critique"/2009.1.20

 

どう企画アイデアを具体化するか【1】

企画をコンセプトつくる狙い
コンセプトの狙いを具体化する
実現手段に置き換える
実現手段を具体的に煮詰める〜すぐ着手できるところまで絞り込む
手段の洗い出しと落とし込み
手段・仕掛けを特定化る
具体化した実現手段の最適組合せを見つける
アイデアをカタチにするスキル〜アイデアづくりの4原則
コンセプト具体化におけるアイデアスキルの使い方
アイデアチェックシートを活用する


コンセプトづくりについては,既に触れたが,コンセプトをつくる意図は,テーマの持つ概念,常識的意味を再構成するのが,スクランブル法によって,テーマをあえて要素分解する意味である。その作業の中で,自分たちの目指す意図を,焦点化し,明確化することになる。それを図解すると,下図のようになろう。

【コンセプトづくりの狙い】


たとえば,スクランブル法に基づいて,下記のように,コンセプトを仮定したとして,

 コンセプトを具体化するとき,コンセプトの何が不可欠なのか,何が無くなったら,コンセプトとしての実質を失うのか,コンセプトの核の部分を見失わないことである。

 既にコンセプトづくりのプロセスで必要な条件・要素を洗い出しているから,見落としをチェックし,追加・修正しながら,コンセプトづくりで洗い出した「条件」「要素」「要因」を,「機能」「手段」に置き換えていくことになる。

 たとえば,

 モノなら,それに必要な「機能」「性能」「材質」等となり,

 コトなら,それに必要な「働き」「作用」「役割」等となり,

 ヒトなら,それに必要な「役割」「職能」等となり,

 チエなら,それに必要な「能力」「知識」「スキル」「技術」「性格」等となり,

 等々となる。

【「うまいラーメン店」をテーマとしたコンセプト例】

以下に,順次企画アイデアをまとめていく進め方を展開するが,この全体のパースペクティブは,下図のように要約できる。つまり,コンセプトをつくるのに使った,コンセプトの条件をどう生かして,コンセプトを実現するかが,企画アイデアのまとめ方のポイントとなる。

【テーマからコンセプトへ,コンセプトから企画アイデアへの基本的流れ】

 第一に,まず大事なことは,コンセプトのねらいを外さないことだ。

 コンセプトの条件を手段に置きかえるとき,一般的に,ラーメン屋ならこういうものが必要のはず等々で追加すると,単に網羅的な条件選択になるおそれがある。必要なのは,

 ・何が企画の中心なのかの再確認。何が欠けたらコンセプトの意味が変わるのか

 ・そのためにどういう仕掛け,仕組みが必要なのか。そのための基準は何か

 の視点でである。絞り込んだ条件を実現手段のなかにどう織り込むかが必要になる。


実現手段を具体的に煮詰めるとは,すぐ具体的行動に着手できるところまで絞り込むことである。そのためには,“スクランブル法”の結果を活かすのが便利である。

たとえば,ラーメン屋の“コンセプト”を,その具体像を検討する中で,「人が並ぶ店」から絞って,「面白がって人が並ぶ店」と限定したとする。そのコンセプトを実現するために必要な“手段”を煮詰めるには,“スクランブル法”で集約した9つの必要条件を使えばいいのである。これは,コンセプト実現に何が重要かのウエイトづけを終えているのである。これをもとにすれば,

 @“条件”を,実現手段に置きかえる

 A見落としている手段を追加する

 ことで,後は,手段をどんどん具体的に洗い出していけばいいのである。

洗い出した手段のうち,どの手段を取り,どの手段を捨てるかで,コンセプト「面白がって人が並ぶ店」をどれだけ実現できるかが変わる。

以下続く

企画づくりの全体像については,『企画の立て方・作り方』をご覧ください。


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