OJTすることが共有化されていることで,今回のOJT目標の目的(それをすることの意味)が確認できていることになる。その上で,目標(今回目指す成果)を共有化する。そのためには,
@OJT対象者に何を,どこまで目指すのかを明確にしてあること
AOJT対象者にとって,どの程度の努力を要するのかを明確にすること
Bどういう手段,行動が必要かが絞れること
つまり,目的と目標の明確化によって,「何のために」(目的=意味)「何を」(目標=期待する成果)をはっきりさせることによって,必要スキル,必要期間,必要工数等々が明確となり,現状とのギャップが,クリアすべき問題として明確にすることができる。
目標の要件は,@何を,Aいつまでに,Bどの程度(どのレベルまで)を具体的(何をするかが明確である)こと,しかもそれが計測可能(計数化あるいは検証可能な完了状態,あるべき状態)のカタチで表現することである。
つまり,
目的と目標「何のために」(目的=意味)「何を」(目標=期待する成果)「いつまでに」(期限)「どのレベル」(期待水準)の明確化によって,必要スキル,期間,必要人数が明確となり,現状とのギャップが,クリアすべき課題としてより具体的に浮かび上がることになる。