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成功させる要件−討議のPDCA,5W1H
@討議の5W1H(何のために,何を,いつ,誰が,どこで,どのように)が明確である
Aメンバーと討議の狙いと討議すべき内容・テーマを共有化している
Bメンバ−が進め方についても共通認識をもてるようにしている
C討議が中心問題に集中されている
D誰もが気楽に発言できる雰囲気がある
Eメンバーが互いに他の発言に耳を傾け,それについてきちんと質問もし,意見も述べる
F進行役が明確で,議論が堂々めぐりに陥らないで,きちんと論議が進行している
Gメンバーも,他人事にならず,議論に主体的にかかわり,それぞれの役割を分担している
H少数意見にも耳を傾け,きちんと議論を尽くす
I抽象論,一般論に走らず,具体的な事柄について議論が積み重ねられている
J合意事項が確認されている
K当該討議の場の位置づけが明確で,次へのつながりがきちんと見据えられている
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リーダーの役割
@目標を確認し,共有化しようとする
A話し合いの中から出てきた共通点・相違点をはっきりさせる
B議論の要点をまとめ,その都度議論の流れを確認する
C対立を恐れず,矛盾を統合する第三の方法を模索する
Dメンバーの発言内容をよく聞く
E議論のステップの確認と必要な軌道修正を図る
F時間の確認(1回当り90分が目安,120分を超えては効率が落ちる)
Gメンバーの発言を促す雰囲気づくり
・誰もが参加しやすい
・ひとりごと,つぶやきを聞き逃さず,念押しする
・表に出にくい気持ち等々をはっきり口に出す
・対立の解消をはかる
・ゆとりやユーモアを忘れない
H絶えずメンバー全員に発言と発想を促し,問いかける
I的確な質問をして,議論の流れを作る
・パターンを見つけ出す質問(過去にも同じことがなかったか)
・新しい情報が発見できそうな,好奇心からの質問
・問題をより深く理解するための質問
・時間的な遅れを把握するための質問
・隠れた因果関係を見つけるための質問
・意図せざる結果を見つけ出すための質問
・分かりにくい発言を明確化する質問
良い質問とは
@相手を非難しない質問/A他の人も聞きたい質問/B聞かれる人に発見のある質問/C掘り下げる質問/D考えさせる質問/Eわかりやすい質問/F流れをとめない質問/Gちょっとずつ水をやるような質問/H背景を知ることができる質問/I質問される側に配慮した質問/J第三者にもわかる質問/K本音を聞き出す質問/Lいろいろ答えたくなる質問/M答えることでわくわくする質問/N発想の転換をさせる質問/O質問されることで気づく質問/P議論の分岐点や転換点となる質問/Q堂堂巡りに気づかせる質問/R脱線を軌道修正する質問/S別の考えも可能なことに気づかせ,対立を解きほぐす質問 |
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メンバーの役割−一人一人のかかわり方
◆求められる役割
@討議の達成目標をきちんとわきまえ,それにどう寄与するかを自覚する
A何をすることが期待されているのか,各自に与えられている役割は何かをわきまえる
B組織の目的と討議の目標はどのような関係にあるのかをすりあわせる
B討議の目標は自分の関心と一致しているか,何において自分の寄与が可能かを考える
D自説にではなく,討議の目的を達成するために何をすべきかを発想する
E議論の流れ,方向について疑問を感じたら,全体に,提起し,軌道修正を図る
◆必要な心構え
@準備して参加
A人の話をよく聞く
B他のメンバーの参考になる情報を提供する
C事実と異見はわける
D前向き,プラス志向
E相手の情報,異見から更にいいものを考えるよう努力する
F対立したとき,共通点や接点を見つけるようにする
G雰囲気づくりに貢献
Hグループ全体としてどう機能しているかという視点でチェック
I他のメンバーへの働きかけ
J時間への配慮
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討議プロセスをどう効率的にするか
◆プロセスの記録を残す
・ツール
@ボード
A模造紙
Bポストイット
・討議記録の効果
@記録自体が,話し合いに焦点をあたえる
A話し合いの中身と進み具合が,メンバーに共有化
B記録=全員が聞いた
C自分の発言の確認
D堂堂巡りを避ける
E発言の関係,関連が見やすい
F話し合いの進行度がすぐわかる