(1)計画の手段,方法にそって遂行しているか?―全体の仕事の分担・流れへの目配り
(2)優先順位は決まっているか?―何が重要で,何が緊急かの判断を教える機会
◇優先順位の決め方
@トラブル,クレーム等,放置すると相手に迷惑をかけ,信用問題になりかねない事柄(緊急性)
A相手に要求されていること,市場ニーズの変化への対応等に応えるべき事柄,あるいはそのために努力すべき事柄(重要性)
Bコストダウン,納期短縮,機能・性能の向上等,競合他社やクライアントから陰に陽に要請されている事柄(影響の拡大傾向,あるいは悪化傾向)
C納期厳守,故障やミスのゼロ化,品質の維持向上等,本来やるべき業務(目標からの逸脱)
Dより一層の品質向上,業務の効率化等々,業務の改善(新たな目標の設定)
(3)障害対策は迅速か?−リスクにどう対応するかが価値基準のすりあわせ機会
◇内部障害
@あらかじめ想定していた障害なら,すばやく関係者を集めて,予定していた対策でいけるかどうか検討し,即実行する
A予想外の障害なら,まず状況を調べよ。短期対策と長期対策にわけて検討,短期については即手を打つ。
◇外部障害
@スピード(迅速な対応,実行),的確さ(状況判断,処置,フォローの適正さ),誠実さ(約束履行)
Aできることとできないことは明確にする
B相手の立場・メンツをつぶさない努力(相手の立場を悪くしないために,できることは最大限にする,上位者による対応等)
C今後の対応策をきちんと提示し,確実にフォローする
(4)報連相は適切か?−業務は一人でするものではないことの確認機会
◇報連相のポイントチェック