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企画に使える
発想技法

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「企画」づくりに比較的有効なのは,コンセプトの具体化に使いやすいタイプの技法である。ここでは《組み替え型》を中心に,その「進め方」を紹介しておく。もちろん,企画は使用目的の一例であり,企画にしか使えないという意味ではない。

【参考文献】星野匡『発想法入門』高橋誠『問題解決手法の知識』その他。
発想・創造性に関する参考文献一覧については,ここをご覧下さい。

欠点列挙法特性(属性)列挙法チェックリスト特性要因図形態(要素)分析法特性列挙法スクランブル法親和図法KJ法if法形態(要素)分析法NM法逆設定法アナロジー発想法シネクティクス法焦点法入出法条件転換法仮想状況設定法ワークデザイン法目的・手段分析法

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属性(特性)列挙法

 対象を,機能,働き,形,性能等に分解して考えると,改良ポイントが見やすくなるが,ここでは,属性(特性 attribute)に解体して考える。考案者は,アメリカ・ネブラスカ大学のR.P.クロフォード。「創造とは,自分の目の前にある属性をつかみ,それを他の物に置き換えることである」というのが意図。

 なお,属性列挙法をオズボーンのチェックリストと組み合わせて,マトリックスにしたものを,SAMM法(Sequence-Attribute/Modification Matrix 属性改良配列マトリックス法)という。上野陽一氏は,属性を,

 @名詞的属性(全体,部分,材料,製法等,名詞で表現される特性)

 A形容詞的属性(性質,形,色,デザイン等,形容で表現される特性)

 B動詞的属性(機能,メカニズムの働き等,動きや働きで表現される特性)

の3種類に絞った。上野陽一氏は,「灰皿の改善」で,次のような展開例を挙げている。

 まず,属性を列挙する。

《名詞的属性》材質は金属製,ガラス製,プラスチック製,陶器製

《形容詞的属性》固い/小さい/軽い/こわれやすい/燃えない/吸い殻を捨てやすい/凹状になっている/底に穴がない/汗をかきやすい/火事になりやすい

《動詞的属性》記念品になる/代替性がある/装飾につかえる/文鎮代わりに使える/重しになる/タバコの火を消す/吸い殻を処理する/延焼しない(燃えない)

 次に,属性毎にアイデアを検討する。

「燃えない」密封にする⇔吸い殻を完全に焼却させる

「火事になりやすい」→自動的に放水・消火する→熱に応じてスイッチが入り,放水する

 《属性(特性)列挙法のすすめ方》

 1,取り上げるテーマ決める。

 2,テーマの属性を,名詞的属性,形容詞的属性,動詞的属性に分けて,列挙する。

 3,列挙した属性の3つの区分を見直し,追加,修正をする。

 4,属性の中から,テーマの改善につながるものをピックアップして検討する。

※検討に当たって,テーマの改善目標が定められているときは,それを達成するのに適した属性を拾い上げていく。もちろん,1つにこだわる必要はない。

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特性要因図

 この技法は,問題となっている結果(特性)と,それに影響を与えていると考えられる原因(要因)との間の因果関係を,図解(特性要因図)に表して,問題点を把握し,問題解決の糸口を見つけ出そうとするものである。

《特性要因図のすすめ方》

1.準備作業

@解決すべき特性(問題)を決める

Aブレインストーミングの要領で,特性に影響を与える要因を洗い出し,カードに記入する

B洗い出した要因カードを,4〜8種類に分類し,これを大項目の要因とし,更に,大項目の要因を,中項目,小項目へと具体化し,結果に対する原因を洗い出す 

2.特性要因図作成手順

@特性と背骨を書く

A要因のグループ毎に中骨,小骨,孫骨を記入する

当然,細かくなるほど,即アクションが取れるほど,具体化,特定化されていなくてはならない。

 

B要因の重み付けを行う

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展開例は,ここをご覧ください。

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形態(要素)分析法

 形態分析法(Morphological Analysis)は,モホロジー,形態学を基礎とした発想法で,ひとつのアイデアはいくつかの要因が合成されて生まれてきたものだ,との考え方から,カリフォルニア工科大学のフリッツ・ズィッキーが考案した。別名ストラクチュア分析とも呼ばれる。

 システムにも,モノにも使えるが,解決すべき課題や検討する対象を,いくつかの構成要素に分解し,その要素ごとに可能な変化(独立変数)を洗い出し,要素間の組み合わせて新しいアイデアを発想していく。例えば,ズイッキーは,ジェットエンジン開発に当たって,次のように,要因を分析した。

 (要因1)周囲の媒体−@真空,A大気,B水,C地球内部の固い地質層,D氷,E雪

 (要因2)推進燃料の作動のタイプ−@静止,A移動,B振動,C回転

 (要因3)推進燃料の物理的状態−@ガス状,A液体,B固形

 (要因4)加速推進装置−@なし,A内蔵,B外部装置

 (要因5)推進燃料に必要な酸素−@燃料に含む,A外部の空気と燃料の接触,B外部の空  気と化学薬品の接触

 (要因6)燃料注入方式−@継続的,A断続的

 《形態(要素)法のすすめ方》

  1,テーマを決定する。

  2,テーマの解決に関係のありそうな要素(独立変数)と思われるものを列挙する。

  3,洗い出した要素を,同類毎にグルーピングする。

  4,更にグルーピングして,大グループにまとめていく。

  5,各要因内の各独立変数もグルーピングし,いくつかのサブグループに整理しておく。

  6,要因別にコンポーネントの組み合わせを一覧できるように整理する。

※形態(要素)分析法の要となるのは,次の3点である。

 @テーマの構成要素が的確に整理されているかどうか

 A構成要素内の独立変数が,現実性や技術的可能性にこだわらず,洗い出せたかどうか

 Bコンポーネントの組み合わせを検討するとき,現実的な可能性だけでなく,どうすれば可能にできるか,

という視点から,多角的に発想できるかどうか

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焦点法

 テーマとしている問題の領域から離れた異質な領域の要素や特徴を,強制的に連想して,検討テーマにつなげるもの。いわば,手慣れた領域から,発想を飛躍させるための簡単な仕掛けである。

 こうした連想による飛躍をテコに発想するタイプとしては,カタログ法(テーマに即したカタログ類をめくりながら,その刺激から発想する),一対連関法(無関係な要素を強引につなげながら発想を引き出す)がある。

 《焦点法のすすめ方》

1,テーマを明確にする。

2,ヒントとなる事柄を思い浮かべる。

※思い浮かべるものに制約はない。特徴のあるものを出した方が,そこから強引にヒントを引き出すのには,やりやすい。ただし,直接使えるかどうかは関係ない。

 3,思い浮かべた事柄の,要素や特徴を挙げる。

 4,それをヒントにテーマの解決に,強引に発想する。

 《焦点法の展開例》

1.テーマ;「若い女性向けウォークマン」

2.若い女性がよく食べる,例えば,サーティーワンやハーゲンダッツの「アイスクリーム」をヒントして媒介として,検討する。

3.サーティーワンの「アイスクリーム」から思い浮かぶ,要素,特徴を洗い出す。

  @冷たい,口の中でとろりと溶ける

  Aバニラ,チョコレート,イチゴ,抹茶等,味のバリエーションがある

  B何種類かを選択し,量が2倍,3倍と,適量を注文もできる

  Cトッピングが選択できる

  D気楽に,どこででも,食べながら歩ける

  Eコーンの上に盛りつけるので,そのまま食べられる

  F食べたい人は,並ぶのを厭わない

  Gチェーン店が多く,食べたいときには,いつでも買える

  H子供だけでなく,老若男女を問わず,好きである

  I持っている,あるいは買うことがファッションとなる

4.「アイスクリーム」の要素,特徴を,強引にウォークマンに結びつけて発想する。

「色や手触り」のバリエーションを広げる/TPOに合わせた,スポーツタイプ,デイト用,寝室用の特徴の強調/付加機能や追加機能が自由に選択できる/歩きながら聞くのにかさ張らない軽さ(紙製)/タレント専用のバージョン等,特定タイプを持つことのステイタスシンボル化を図る/テープのウォークマン化(テープ並にどこでも買える)“聞けるんです”等々

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if法

 “if法”は,高沢公信がNM法をベースに開発した技法。“if法”で言う「if」とは,設問力を指す。問題や課題を自分で(仮に)状況(条件)設定しながら,《もし》「こうなっていた(いなかった)ら,どうか」「こうなる(ならない)にはどうしたらいいか」等々,どんな問いを多角的に発せられるかによって,発見が左右される。

 この技法は,3つの部分からなっている。

@いまあるものの機能(あるいは構成要素/手段)の基本構成の見直し←新しい機能区分を見つける

 A各構成機能を実現する手段・方法の見直し←類似のものに見立てる(アナロジー)ことでヒントを見つける

 B異質なものの組み合わせによる,現状の枠組みからの飛躍←新しい機能の組み合わせを見つける

 @は,見慣れたモノ・コトの構成部分(の機能)を1つ1つ分解し直すとき,その何を重視するか,どこにウエイトをおくかによって,同じモノでも,まったく異なる様相となる。

 Aは,その機能(作用)を実現する方法を,いまとは別のものによって達成するために,主として類比やイメージによって飛躍させて,異質な視点から,その働きを見つけ出そうとする。この部分だけなら,NM法やシネクティクス等,アナロジーを核として,発想を展開していく系譜の技法と類似している。

 Bは,Aの作業を通して見つけた,機能毎の新しい働きを,原型の機能区分や意味にこだわらず,全く異質な組み合わせをさせてみることで,発想の飛躍を試みる。これによって,機能の働きや組み合わせを全く新しい視点から眺めながら,既存の機能を代替するものを考えたり,元のものを一新するものにしたり,同じ目的を実現するための代替品を考え出したり,あるいは,同じ機能の組み合わせから全く別の新しいものを見つけ出していく。

 なお,この技法は,いまあるものを素材に発想するだけでなく,「いまないがほしいもの」をカタチあるものにするのにも使える。その場合は,テーマは,具体的に記述されなくてはならない。例えば,「散在する粘ついたゴミを収集する装置」というように,どういうことができるものがほしいのかを明確に記述する。その上で,それを実現するのに「必要と思われる(期待される)」機能,「テーマの実行のためにしなくてはならない働き」「そのために有効と見なされる」要素を洗い出し,区分することになる。後は,同じ作業となる。

 《if法のすすめ方》

1,取り上げるテーマ決める

2,テーマを構成する機能に分解する(機能分解)。

※区分を厳密にするよりも,そのテーマを働かせるためにどんな要素・機能が不可欠と見なすか,何を重視するか,によって,テーマのウエイトを変えられるはずである。例えば,扇風機で,「羽根」「モーター」「カバー」「支柱」,と分けるのと,「送風」「カバー」「首振り」「風量調整」と分けるのとでは,扇風機の機能に対する発想が異なっており,どういうものを完成させていくののかは違ってくるはずである。

3,各機能は,「何のために,どういうことをする(どういう働きをする)ものなのか」「どうやって,その機能を果しているのか」等を,できるだけ具体的に表現する(機能説明)。

4,各機能の働きの内容を,「それは要するにどういうことか」と,一言で的確に表現する。そのため,可能な表現を思いつく限り出し合い,幾つか列挙した中から,その働きを表わすのに最もふさわしい表現を選択する(機能のキイワード化)。

5,機能毎に言い換えた「キイワード」を媒介として,それと同じ(似た)働きをするイメージを 洗い出して,最も的確なものに置き換える(キイワードのビジュアル・イメージ化)。

※ビジュアル・イメージは,キイワードと同じ(似た)働きをするモノ(コト)を洗い出す。数は,いくつでもいいが,キイワード毎に,2〜4位が目安。ただし,キイワードの働きを検討するのに役に立たなければ,別のイメージを検討しなくてはならない。

※イメージを具体的に描きやすくするために,図解できることは重要。図にできない抽象的なものは捨てるくらいのつもりでちょうどいい。ただし,図解できなくても,

・キャッチャー→1人だけ他のメンバーと反対向きになっている

・死者→だんだん硬くなっていく

・宜保愛子→目に見えないものと交信できる

といった描写ができればかまわない。

6,選んだビジュアル・イメージから“見える”働きの特徴,状況,仕組み,構造等をどんどん洗 い出していく(想像力による状況(状態)描写化)。

※状況描写は,当たり前のこととして表現しない。それを見たことがない人に,説明するつもりになること。その場に立ってみるつもり/それをいま見ているつもり/その中にいるつもり/そのものになっているつもりで,

@どうなっているか,どんな働きをするか,どういう仕組み,構造になっているか,

Aどんなときに,どんなふうに使うか,どうやって使うか,

Bどうしてそうな(ってい)るか,どうしてそんなことが起こる(生ずる)か,

Cその背景はどうなっているか,

Dその形・状態はどうなっているか,

Eそれに対する印象・感じはどんなものか,等々を描写する。

7,洗い出した状況(状態)描写と各機能のキイワードの間に,似たところ,つながりを見つけて,機能の「働き」を見直すヒントにする(キイワードの「働き」を見直すヒントを見つける)。

※両者を対比しながら,その状況(状態)の現わす仕組みや構造,性質,機能,性能や関係等々から,キイワードの「働き」に,

・新たな意味や文脈が見つけ出せるものが見えたり,

・その「働き」をより高める(よくする)ものが見つかったり,

・それに代替する「働き」を考えるヒントになったり

するモノを,さまざまな角度から検討し,「働き」を見直すアイデアにつなげる。

※キイワードの働きを活かす(より働かす)には,状況描写で使えるものはないか,と単純に対比するだけではなく,状況をどう使えばいいか,使えるようにできるものはないか,どう変えたら使えるようにできるか等々,つながりが見えるように,さまざまな角度から,検討してみる。例えば,

「イメージの働きをコウシタラ使えるのではないか」

「イメージの働きがコウナッタラ,こう使えるのではないか」

「イメージの働きにコウイウ条件ヲ加ワエレバ,こうできるのではないか」

「イメージの働きがあれば,こんなことがができるのではないか」

等々,条件,状況をあれこれ設定しながら,イメージの働きを参考にしたり,当てはめたり,少し改善してみる。

8,機能の「働き」の間に新しい組み合わせを見つけ,テーマにまだない新しいカタチを創り出す(新しい関係を創り出す)。

※実用的には,機能の全てを検討するよりは,機能区分を通して,問題となる(なっている)1つか2つの機能を検討するケースが多い。それを分割してみたり,いくつかを統合してみたりして,その働きを向上(改善)する工夫をしていくことになる。しかし,このやり方だと,現実的ではあるが,単なる一部改善にとどまる。機能の全面的な見直し,または枠組みそのものを新しくするものを考える方法としては,

 @テーマを左右する中心的機能をいくつかピックアップして,その改良・改善を考える

 A各機能全部を視野に入れて,各機能の組み合わせから,新しいタイプのものを考える

が考えられる。ここでは,各機能全部を視野に入れて,各機能から1つ以上(何個でもかまわない)を使うよう試みたい。機能区分の順序は問わず,一度使ったものを何度使ってもかまわない。この場合,組み合わせそのものをも見直す視点がいる。単に元の機能@+機能A+機能B+機能C+……を機械的に構成するのではなく,例えば,機能Aを,機能@+機能Bで代替(あるいはカバー)することはできないか,機能Aはなくてもいいのではないか,といったことを検討する必要がある。

9,アイデアをまとめ,図解する(新しいアイデアの集約)。

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展開例は,ここをご覧ください。

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入出法

 入出法(インプット・アウトプット法)は,GEが,オートマチックシステム設計のためのアイデアを求めるために,考案した技法である。システムに限らないが,ある機構や装置を考案したいとき,そのテーマのための,インプット,アウトプット,及び制約条件を設定し,その枠組みの中でアイデアを考える。例えば,「強い日光を自動的に調節するための日よけを設計する」というテーマで,インプットが「太陽光」,アウトプットが「自動的に日光を調節する日よけ」,制約条件が「どんな窓にも使えること/照度〜以下/費用〜以下」となったとして,この中の仕組みを発想していく。

 

《入出法のすすめ方》

 

 1,テーマを決める。

 2,テーマのインプット,求めるアウトプット,またその制約条件を,きちんと決める。

 3,インプットの現象としてどういうことが起こるかを洗い出す。

 4,アウトプットと制約条件から評価し,列挙した現象のうち明らかに使えないものを落とす。

  5,残った現象を更に掘り下げ,テーマに役立つものはないか,使えることはないかを検討する。

  6,使えそうなもの,実現可能性のありそうなものに絞り込み,アウトプットにつなげるアイデアを考える。

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親和図法

 個別集約したバラバラのデータを整理し,その関係づけをする代表は,有名なKJ法,こざね法があるが,その手順を簡略化したものは多い。ここでは,その代表として,「新QC7つ道具」に挙げられた親和図法を取り上げておく。この他,このバリエーションとして,後述のスクランブル法,グルーピングしたデータをグループ別ウエイトづけ(縦)とグループ内ウエイトづけ(横)に順位づけながら整理していくクロス法等がある。

 

《親和図法のすすめ方》

1,テーマを決める。

2,テーマに関連したアイデアを,できるだけ具体的に挙げる。

3,データをカードに書き込む。

4,ラベルをグルーピングする。

5,各カード群に,タイトルをつける

6,各カード群を,更に括り直して,順次,上位のグループにまとめていく。

7,最終的に,自分たちが問題としていることを,2〜3の上位グループに分けていく。

8,最終的に,グループ間をウエイトづけ,構造化して図式化する。

※構造化に当たっては,
 @1つのシステムの機能として関係づける
 A連鎖系として,つながりをつける
 B時系列として,フローを見つける
 C空間的な配置関係を見つける
 等々を考慮にいれて,各グループの関係を図式化してみると,相互の位置関係が見え,それを要約できる別の「表現」が見つかる。

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KJ

文化人類学者の川喜多二郎氏により開発された技法。本来,社会調査やフィールドワークのデータ整理の必要性から生み出されたもの。ブレインストーミングのキャッチボール効果と,カード化されたデータを突き合わせながら,異質なデータの統合,結合の中から,新しい仮説の発見や新しい枠組みの形成を見つけ出していく。市場データの整理,職場の問題発見等々に広く用いられている。ここでは,標準スタイルのみ紹介したが,厳密な運営を求めておられるので,詳しくは,『発想法』『KJ法』等の川喜多氏の著作を確かめてほしい。

bullet 発想・創造性に関する参考文献一覧については,ここをご覧下さい。

《KJ法のすすめ方》

,テーマに関連した現象の観察,調査データのデータのできるだけ具体的に挙げる。

,ブレインストーミングによって,相互に意見の交換,相乗りを図る。

,データをカードに書き込む。

  ★この場合,各自カードに書き出してから,ブレインストーミングをかけてもかまわない。

  .カード化されたデータをバラバラにし,カードの中から共通項を見つけ,カードを小グループにグルーピングする。

★相互の共通性で括る。既存の意味や概念で分類しない。常識に反してもかまわない。

★どうしても一緒にまとまらないカードは,1枚でも,1グループとみなす。

,各カード群に,共通分類基準を見つけ,タイトルをつける。

  ★タイトルは,名詞化せず,内容を具体的に説明できるものにする。

,各カード群を,更に括り直して,中グループ,大グループの上位グループにまとめていく。

  ★要領は,4〜5と同じ。

,グループ化されたカードを,グループ間の関係を明確にするために,模造紙などに貼り付け,図解していく。

  ★各グループの関係を図式化してみると,位置関係が見え,相互の関係がはっきりし,それを要約できる別の「表現」が可能になることもある。

,最終的に,図解を見ながら,全体を構造化し,テーマとした事柄の内容,本質を文章化していく。

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発想技法

欠点列挙法特性(属性)列挙法チェックリスト特性要因図形態(要素)分析法特性列挙法スクランブル法親和図法KJ法if法形態(要素)分析法NM法逆設定法アナロジー発想法シネクティクス法焦点法入出法条件転換法仮想状況設定法ワークデザイン法目的・手段分析法

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発想技法の活用
発想トレーニング
続・発想技法
技法展開例1
企画・発想・創造性関連参考文献
続・企画・発想・創造性関連参考文献
続々・企画・発想・創造性関連参考文献

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