必要な管理行動 |
管理行動実現のための手段 |
管理者としての具体的行動例 |
指導方針(あるべき姿)は明確である |
チームの人的資源のあり方としてどうしたいかが明確にしている |
●「どういうメンバーにしたい」かが明確である
●「チームとして、どういうメンバー」となるべきか、常に話し合われている |
メンバーの一人ひとりをどういう状態にしたいのかを明確にしている |
●一人ひとりの「人柄、特徴、知識・能力、仕事の現状、将来の希望」等々をきちんとつかんでいる
●一人ひとりに、「仕事で求めるレベル、質を明示」している
●「不足している能力、スキル」をきちんと伝えている
●本人には、「自己啓発として何をするのかを主体的にプランニング」させ、できるだけその機会を与えるようにしている |
日常の仕事を通しての指導・助言の重要性を理解し、その機会を逃さない |
●職場で仕事の指導・アドバイスすることは、どういう仕事の仕方、仕事の進め方が最適かを教える機会であることを理解している
●ミスや逸脱に対する注意や叱責の場を、メンバーの成長する機会として、活用する
●ちょっとした成果や 仕事のレベルアップ等々を通して、積極的にほめるようにしている |
系統だった育成をはかるために、長期の視点でプランニングする |
●各メンバーの中・長期的なキャリアプランに基づいた育成をしようとしている
●自己申告やそのための面談の機会を通して,キャリアプランを検討している
●メンバーとの面談には,30分以上の時間をとっている
●各自の家族や,私的な状況にも目配りして,プランづくりの相談に乗っている |
育成方法と育成プランをきちんと立てて、日常的にOJTを実践している |
指導の期待値(どうしたいか)を明確にし、管理者として、自らも、部下に指導できるだけの基本知識・スキルをレベルアップするよう心がけている
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●「仕事ができるとはどういうことか」について、絶えずチーム内で話し合う機会がある
●各人の目指すべき成長目標、育成ポイントは明確にしている
●社内ルールや就業規則をきちんと理解し、管理者として必要な基準とポイントを押さえている
●レベルアップのために、管理者自身が積極的に自己啓発の機会を活用する |
どう指導するかを具体的にプランニングして、実施計画(アクションプラン)を作成している |
●一人ひとりの「育成プランの実行計画」を立てている
●自分の「プランはメンバーと話し合い、共有化」するようにしている
●一人ひとりの「事情に応じて、どう働きかけるか、どんなチャンスを設定」してやるか、を工夫している
●後輩ないし新人を「育てたことも実績」として評価する |
OJT実践の具体的な手法を理解し、日常的に、業務上のあらゆる場が部下育成の機会ととらえ、OJTを実践している |
●ビジネスパーソンとしての基本(文書の書き方、報告の仕方、ビジネスマナー、しつけ等々)は、そのつどきちんとただすようにしている
●「意識的に仕事を与えたり、割り振ったり」してチャレンジの機会を与えている
●「意識的に代行や、代役」をさせている
●メンバーを「意識的に仕事先に同行」させたりする
●会議や上位者との「打ち合わせに意識的にメンバーを同席」させる
●「意識的に上位の仕事や企画、開発といった新しい仕事」を指示するようにしている
●メンバーからの「企画や提案は、できるだけ具体化」できるようにしていく
●仕事の「アドバイスをするときは育成機会という意識」をしている
●「意識的にメンバーとの報連相の場」を育成・指導の機会としている
●メンバーの「質問にはきちんと答えている」
●メンバーに「意識的に質問したり、疑問」を振ったりしている
●メンバーの迷いには、「自主的に解決するためのヒント」を与えるようにしている
●業務遂行に必要な情報は、「チーム全体で共有化し、いつでも利用したり、質問」したりできるようにしている
●チーム全員が、「相互に育成し合う雰囲気」がある
●「ノウハウや経験を個人に偏在させず」チームで共有化する雰囲気をつくっている
●その「分野でのベテランが必ず後輩を同席ないし同行する」機会を設ける |
指導を通してつかんだ、メンバーの些細な行動や状況の変化やトラブル発生の兆候を見逃さず、即対応するようにしている |
●メンバーからフランクに相談したり、情報交換したりしやすいように、「肩肘張らない話し合いの場」を設けている
●メンバーの「行き詰まり、停滞を見逃さず」アドバイスしたりサポートするようにしている
●メンバーの行動や対応に変化を感じたら、そのままに放置せず、声をかけたり、話し合うようにする |
指導結果はフィードバックしている |
どうなったのか、また今後どうするかを、きちんと評価している |
●一人ひとりについて、「成長度を評価」する
●成長したところを「きちんと誉め、評価」する
●成長目標「未達については、その原因」をきちんと話し合うようにしている |
成長プランのステップをすりあわせ、現時点での位置を確認している |
●長期的に、各自の成長目標をすりあわせ、そのために、今期何ができ、来期何をするかを確認する
●次への「ステップを話し合う場」を必ず設けている |
今後の成長、レベルアップのための啓発機会、学習機会を与えるようにしている |
●自己啓発についてのアドバイスを与えている
●研修機会についての情報を提供する
●自発的な教育意欲をどう支援するかを話し合っている |