役割期待とは,周囲が自分に期待ないし要求している役割の自覚度であるが,その基準には4つある
@組織の求める期待水準(職位要件,職務基準の“なすべきこと”と同時に,組織風土からくる,チームリーダーレベルへの暗黙の期待,「チームリーダーならそれくらいやってくれるはず」「やってくれなくては困る」)
A組織メンバーの期待水準(「あの人ならやってくれるはず」といった個人へのリーダーシップや的確な判断への期待。更に,「あれだけの経験があるならできるはず」といった本人のキャリア・経歴に伴う期待値。)
B上位者の求める期待水準(「彼にはこれくらいのことはしてもらいたい」「してくれなくては困る」といった,上位者が,その統括する部門目的達成のために,分担した機能を完遂するために求める要求水準)
C同僚や他部署のチームリーダーの期待水準(上位目標を共にさえていく他部署のチームリーダーの「この位はやってくれるだろう」「やってくれないとこちらにしわ寄せがくる」等々の要求値)