必要な管理行動 |
管理行動実現のための手段 |
管理者としての具体的行動例 |
期初のプランニングをきちんと見る |
年間の主要業務日程との関連が明確になっている |
●予算策定等の社内業務日程が確認されている
●社内の業務日程が、メンバーのそれぞれの年間業務スケジュールに落としこまれている
●お得意様との業務日程があらかじめ明確になっている
●お客様との業務日程に対するメンバーの役割・行動が明確になっている |
遂行上のKFS(Key Factor For
Success)を確認している |
●進捗上の重点ポイントの絞り込みと、優先順位を確認している
●遂行上の決定的局面、重要事態をどう切りぬけるかをすりあわせている
●計画遂行に不可欠の「手段、手順に抜かりがないかを検討」させている
●遂行上の「役割分担は明確」にしている
●その遅延、障害要因が「隠れていないかをチェック」している
●障害が発生したらどうするか「予め対応策」を練っておく |
チーム方針を十分意識しているかをチェックする |
●チームの重点課題、優先事項の把握を確認する
●チーム方針に影響する「進捗上の変化」をきちんとチームで共有化する仕組みを設けている |
それは目標達成に十分な計画立案になっているかをチェックしている |
●計画の実現可能性やマイナス要因をきちんとチェックする
●計画遂行上の「支障が出たときの早期対応、早期報告」を予め定めている
●各人の「責任権限、直接の報告先、決裁先も明確」になっている
●必要に応じた「軌道修正は任せている」 |
計画遂行がうまく行くようにさまざまな工夫をしている |
計画遂行の方向、軌道のずれが生じないように、上位者、関連部署との進捗状況の情報交換を怠らない |
●「全社的な進捗状況」はきちんとフィードバックしている
●「他部署からの成功事例」をメンバーに提供する努力をしている
●「チームに有利な情報」を少しでも早くつかむために努力し、メンバーに伝えている |
仕事の指示は5W2Hで明確にするようにしている |
●指示に伴う「責任・権限はその場で確認」する
●指示内容の確認のために、「質問しながら、内容理解と遂行のレベル合わせ」を行う
●アウトプットとして「期待する成果を具体的に求め」、確認する
●報連相の「タイミングを予め」決めておく
●遂行中の「中間報告のタイミング」を決めておく
●「完了の報告の仕方」を決めておく |
チームワークとコミュニケーションの円滑化の工夫をし、メンバーのやる気を引き出す努力をしている |
●「機会があるごと」に、目標や方針の共有化とベクトル合わせをはかって、「チーム全体を盛り上げる努力」をしている
●チーム全体の進捗を効率化したり「改善するための話し合い」や「成功している事例」情報の交換の場を設けている
●「他チームや社内他部署、社外の情報を収集・把握」し、互いに、チームにフィードバックし合っている
●「互いの連携のあり方」についても、きちんと確認をとる
●それぞれが行う「改善や工夫をする姿勢を積極的」に評価する
●メンバー一人ひとりの「達成度を励まし、成長を誉めたり」し、それをチーム全体で共有化している
●一人ひとりに、自分が「何を評価し期待しているか」を伝えている
●一人ひとりの「努力を細かく見、評価し」、そのことをきちんと伝えている
●細かな「ミスや失敗は」、きちんと注意し、「次に生かせるよう」にする
●「個人的な相談」にもいつでも、応じるようにしている
●職場以外での私的なつきあい、懇親の機会も設けている |
プロセスでの仕事の仕方、進め方についてきちんとチェックし、メンバー一人ひとりの進捗状況をきちんと把握し、フォローするようにしている |
●定期的な報連相を確実に励行するようにしている
●報告や連絡の機会を利用してさまざまな「アドバイスや意識的な質問」をして、相手の状況をつかむようにしている
●気になる相手には、「私的にもコミュニケーション」をはかるようにしている
●問題やトラブルが発生したら、直ぐに報告させるようにしている
●問題点や間違いに気づいたら、直ぐに指摘し、直させる |
期中の計画進捗状況をチェックする仕組みを決めている |
上位者との状況確認、報連相を怠らない |
●自チームの進捗状況をきちんと把握し「定期的に上位者へ報告」している
●「状況変化はすばやく全員」に伝えるようにしている
●チーム方針を動かしたり、部門全体に影響するような、「大きな情勢変化、顧客情報」を素早く上へ上げるようにする |
チーム全体で進捗状況を確認しあえる場がある |
●スケジュールの「短縮、効率化の工夫」を常時行っている
●重複や「非効率を排除するための調整」を心がけている
●取引先や競合他社の情報を交換するようにしている |
メンバーの仕事の進捗を妨げるトラブルについては、チームとして、あるいは管理者自身として、解決する道筋をつける |
●メンバーが成果を出しやすいように、「関連部門、他チームとの折衝」は心がけている
●状況変化への対応には積極的に支援するようにしている
●率先してトラブル解決のための行動を起こす
●予期せぬ「重大問題の発生には応急対策」を直ぐに講じ、対処するようにする
●「失敗やミスへのサポート、アドバイス」を心がけている
●問題発生時の対応、連絡方法を決めておく |
計画からの逸脱、目標未達には、チーム全体で軌道修正をはかる |
●要因となっている「障害除去にチーム全体で対応策」を練り、対策を立てる
●計画水準に「未達となった場合」、それに代わる、あるいはそれに「代替できるプラン」を立てる
●チームメンバー「個別の問題にも、サポート態勢」が取れないかを工夫する |
遂行結果のチェックとフィードバック |
チームの目標達成度はきちんと評価する |
●「評価基準をきちんと設け」、メンバーにも明示している
●メンバーの自己評価についてもきちんと受けとめる
●欠点だけをあげつらうのでなく、長所についてもきちんと見て、伝える
●「チームワークの問題点、改善点を具体的」に話し合うようにしている
●「遂行プロセスでの外的要因(追い風、逆風)」もきちんと見る
●「自分の計画遂行責任」についても、オープンにメンバーに話す |
メンバー一人ひとりの結果をきちんとフォローし、フィードバックする場を設けている |
●一人ひとりの「遂行プロセスを細かく分析」し、どこがよく、どこが悪いかを具体的指摘し、「評価」を伝える
●「次へとつながるように各人へ長所・弱点」をきちんと伝える
●欠けている能力を伸ばすためにどうすべきかをアドバイスする
●意欲づけるための励ましの言葉を忘れない
●「次にはどうしたらいいか」、をきちんと話し合う場を設けている |
チーム結果をきちんと上位者に報告し、チーム状況の理解を求める努力をしている |
●チームの置かれている外的状況、チーム内の戦力状況の理解を得る努力をしている
●チーム戦力の、個々のレベルアップ見通しについてもきちんと報告できる
●今後の業績の見通し、勝算についても、きちんと状況説明ができる |