【プロセスの狙い】
各人の再確認した課題を刷り合わせ,各人の課題の中から,グループとしての課題を一つ選び出し,グループとしてそれを解決していくための“解決プランニング”を立てていく。
@各人の課題の刷り合わせには,個別職務,業務のタイトルや名称にとらわれず,その具体的にになう仕事の中身を通して,組織の中でのポジション(意味と構造)を確認する。
A各人の課題の中から,グループとしての課題を,単に足して二で割るのではなく,
・全体の仕事の構造を代表するケース
・共有化される問題構造をもっているケース
・課題は共通部分が少ないが,解決プロセスが共有化できるケース
・課題が困難で,その解決と実行プランを考えることが共通に意味があるケース
・個別で特殊だが,その解決プランが,参考になるケース
等々から,主体的な課題としてひとつ立てる。この刷りあわせプロセスが,メンバーとの共通する土俵の確認につながるはずである。「そういう問題があるのか」「それは自分が経験したことと共通する」「そこは同じ行政課題につながる」等々。それを通じて,共有化できる課題を絞り込む。採択事例の提供者が,情報提供者となり,問題解決に必要な情報を提供しなくてはならない。