情報力とは
情報力とは,情報の対応力だが,もっと具体的に言えば,目的に応じて,情報を使いこなせることができることだ。そのとき問題なのは,情報とは何かといった,いわゆる情報論ではなく,情報に対応する主体の側の問題に焦点が当たる。つまり,その問題意識とか,その問題感度とか,感受性といった,その人のリソースが問題になる。どんな情報があるかではなく,その情報にどう向きあえるか,そこから何を読み取れるか,何をつかみとれるか,という主体的な力量の問題なのである。
【情報力の構造】
仮説とは,情報(群)から読み取った,「仮の説明概念」あるいは「仮の読解概念」であり,それによっていまは起きていない,あるいは見えていない現実の向こう(底流や未来)に読み取った微妙な変化や揺らぎである。それによって,現実の趨勢をつかんだり,現実を動かすヒントをつかんだり,新たな解決や実現の突破口を見つける。たとえば,「なまずのある変化に地震の予兆がある」という仮説を,経験やデータから読み取ったようなものである。しかしそれはあくまで仮に見つけたものでしかないから,検証・実証されるまでは「思いつき」や「俗説」と変わらない。
仮説は,フレーズだけでは仮説にならない。それはコード情報にすぎない。それに,独特のピンポイントなシチュエーションが加わってはじめて,リアリティができる。その両者のセットを見つけ出さなくてはならない。
【仮説の構造】
仮説は,その視点(見る人)を変えたり,場面や時間を変えることで,更に別の仮説にたどりつく。更に,仮説(何々が起きる)→どうしたらいい,何があったらいい→解決策へと展開もできる。検証を通してフィードバックされ,変更されたり,立て直されたりする作業が続く。
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