情報分析の基本
◇情報とは,「伝達された(る)何らかの意味」である。そのためには,3つの要件がある。 ・情報の発信者と受信者がいること ・伝えられるべき何らかの意味(内容)をもっていること ・受け手に伝わるスタイル(様式・形態)で表現されていること −“情報”はいつも私的である・情報は発信者のパースペクティブ(私的視点からのものの見方)をもっている。発信された「事実」は,私的パースペクティブに包装されている(事実は判断という覆いの入子になっている)。 B情報(報告/記事)には3つの偏りがある
何のために,何をしようとしているのか,設問の目的,理由,意義を明確化すること。 ・目標(求める成果)を絞り込む 目的にとって必要な情報にはどんなものがあるかを明確にする。このためには,目的に必要な条件,要因,要素を徹底的に洗い出し,優先順位に従って必要情報に置き換えなくてはならない。 ・必要情報の条件づけをする 求める情報を明確にするには,情報の条件づけをしておく必要がある。つまり,目的達成に絶対欠かせない条件(絶対条件)と,不可欠ではないが目的達成にとってより望ましい(好ましい)効果を与えるであろう条件(希望条件)に整理しておく。これによって,情報の選別基準を明確にすることができる。この条件を切り口として,必要条件を洗い出していく。それには,絶対条件をクリアした上で,できるだけ希望条件を適えられる情報(ターゲット)に絞り込んでいく。 ・求める情報を的確な設問に置き換える
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