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どうすれば問題は解決できるか1
〜どうなったら解決したことになるのか〜


問題解決のための3つのステップ
問題とは何か
問題解決のための二つのアプローチ
問題の距離をどう埋めていくか
ギャップのブレークダウンの進め方
問題解決のためのステップのもつ意味
解決プラン(解決策)をどうまとめていくか
課題を解決する解決目標を絞る
解決行動のプランニング


  • 問題とは何かどうしたいかが明確でなければ問題は明確にならない

問題とは,期待値(目標あるいは求める水準)のギャップである。問題は,@気になること(問題にする)だけでは,明確にならない,Aそれをどう(解決)したいのか(どう言う状況になったらいいのか,どうしたいのか),という期待値ないし目標が明確になることで,それに対比して,Bいまどういう状況になっているかが,具体化し, 初めて,C問題(期待値と現状との距離)が明確になる。期待値が異なれば,同じ現象でも,問題の仕方は変わる。

 つまり,わかりやすくいえば,次のように表現できる。

 しかし,始めに,自分が期待値として設定したことが妥当ではないと,たとえば,世の中ではそんなことを問題にしていること自体が問題だとすると,そうなっていなくてはいけない,あるいはそうしたいという期待値自体が,世の中水準に変えざるを得ない。そうすることで,問題自体が変わることになる。

そうすると,問題自体が大きく,解決のハードルは高くなることになる。こうした,最初に感じた問題とは違う問題が明らかになることが,問題を提起し,それをすり合わせ,共有化していく作業の大事なポイントとなる。問題解決ではこうした期待値の点検,検討が重要になるのはこの理由からである。これが,発生している問題に追われてもぐら叩きに陥らないためには,最も重要なことになる。

問題解決は目的ではない。解決してどうしたいかが,明確でなければ,問題解決は迷走する。期待値の明確化とは,どうなったら,その問題が解決したことになるのか,の明確化である。そのために解決行動を起こすのであり,それが明確でなければ目先の問題解決に振り回される。


何を実現(解決)するか(解決目標)の落とし込み方には,問いの立て方の違う2つのアプローチがある。

  • 原因分析型アプローチ〜「できない理由」を挙げる

目的実現(のための目標達成)の障害となっている原因を,「なぜ(何がそうしたのか)」「なぜ(何がそうしたのか)」と特定化していく。

  • 目的・手段分析型アプローチ〜「できる方法」を挙げる

目的実現(のための目標達成)に必要な手段(何をすればいいのか)を,ブレイクダウンし,具体化していく。

※どちらのアプローチにしろ,特定した,それを達成(クリア)すれば解決できるとする解決目標は,あくまで仮説に過ぎないことを忘れてはならない。

(どうすれば問題は解決できるか2続く)


どうすれば問題は解決できるか2

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