A業務上の問題解決は何のために必要なのか〜問題解決は顧客満足を高めるためにこそ実現されなくてはならない Bその解決は誰のためなのか〜顧客の求めるレベル達成のために何をすべきかの自覚が問題意識を高める
●基本的な進め方 全体としては,自己点検→相互点検(グループ内)→全体点検の流れで,討議を中心に進めていきます。 ●進め方のポイントと方針 @役割意識なくして目的意識なく,目的意識なくして問題意識なし,自分の立場,職務で何をすべきかを自分自身の目で,棚卸しして戴きます。 A顧客にとっての真の問題解決とは何か,顧客満足を高める問題解決とは何かを,基本テーマに,いままでの問題解決事例を素材に,その解決策の妥当性,有効性を,それで本当に「顧客にとっての満足になっているのか」の視点から検討し,どうすれば,本当の意味で顧客のための問題解決になるのかをまとめていきます。 Bそのため,3つの点から,問題解決ケース を検討致します。 ・問題解決ケースは「何を解決したのか」の確認 ・その解決は,顧客の望んだ解決レベルに達しているのか,何が足りなかったのか ・より顧客の満足度を高めるにはどうしたらいいのか Cそのために,一人一人の果すべきことは何かをグループ討議を通してまとめていきます。
【このプロセスの狙いと意図】 @問題の解決が,この研修の目的ではありません。一応,問題解決したケースを素材に, ・果して本当に問題は解決したといえるのか,何が残っているのか ・顧客から見たとき,問題解決されていないのは何か ・より高い顧客満足を得るためには,今後何をすべきなのか を検討していくのが主旨となります。そのとき,問題意識が出発点です。これで十分なのか,まだ残された課題があるのではないのか,もっとすべきことはなかったのか等々。そのためには,「何のために」という問い(それが目的意識であり,目的意識なしに役割意識なく,役割意識なしに問題意識はありません)が鍵となります。 A本人のなすべき業務上の役割や立場は,公式に求められるものだけではありません。それなら,誰がその任についても同じです。自分が,その役割や立場を主体的にどう位置づけ,何をしようとするかを,主体的に考える姿勢こそが必要です。それが明確化されて初めて,自分の役割から,「何ができるか」「何をしなければならないか」が主体的な課題として明確化しえるのです。それこそが,問題への感度と問題意識の根拠となるのです。 B問題意識を掘り下げるためのスキルとして,キャッチボールの重要性を,ブレインストーミングによるウォームアップを通して体験していただきます。これも,研修全体を通しての討議のベースとなります。
【このプロセスの狙いと意図】 @過去の問題ではなく,その問題解決事例を素材に,その問題で,一体何を解決したのかを検討致します。 A問題解決で達成されたことが,ミスの防止対策だったとして,それができたことで,顧客にとって何がメリットだったのか,もっと他に,顧客のためにできることはなかったのか,を洗い出します。 B顧客の満足度を高めるために,それぞれの立場と役割から,何が出来,何をしなければならないかを,整理し,再検討して戴きます。 C最終的に,顧客満足を高めるために,日々何をすべきなのかをすりあわせます。
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