| ケースの表現スタイル別に,分類すると,
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ストーリー型ケース いわゆる職場の出来事を物語り風にしたもので,一般的にイメージする,職場ケースである |
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インバスケットケース これは,いわば,未決箱にある決裁事項を,何を優先して決断処理するか,という意思決定のシミュレーションである |
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インシデントケース これは,たったいまある出来事がおこったという設定で,その出来事の背景を探り,最適な解決策を案出していくというタイプである |
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ケースの使用目的別の種類としては,次のように分類できる
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| ケースは,同じケースでも,その目的を変えて使うことが可能です。それは,解決当事者やケースの前提条件を変えることで,それへの視点が変わり,視点が変わることで,
問題の見え方が変わり,解決の仕方が変わるからです。それを,よく「ケースの額縁を
変える」といいますが,逆に言いますと,立場・条件を変えることで,ケースの構造が変わったのだと言えます。これはケースの使い方の要諦であると同時に,ケースライティ
ングの要諦ともなります。 |