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発想トレーニング2

強制することの効果について

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無理やり考えてみる

もう少し,同じ図で,続けて考えてみる。発想の数を増やそうとすることも大事だが,それよりは,コツを自分なりに追求してみる方法を考えてみる。

  (行宗蒼一氏による)

そうすると,ここでは,こういうカタチに見えるものはないか,という考えでは,受動的で,相手任せの印象がある。そうではない。発想は,主体的なものだとするなら,たとえば,手近の何でも,取り上げてみる。現に入力しているこのノートパソコンから,無理やり考えていく。

マウス
後ろから見たマウスのセンターの切れ目
前から見たマウスのセンターの切れ目
デジタルカメラのレンズ
CD−ROMディスク
DVD−ROMディスク
罅の入ったCD−ROMディスク
罅の入ったDVD−ROMディスク
回転しているCD−ROMディスク
回転しているDVD−ROMディスク
CDドライブのトレー
DVDドライブのトレー
マイクジャックの穴
オーディオ出力ジャック
バッテリパックを止めたねじ
フロッピーディスクの裏側の円形の金の部分
インジケーターランプのハードディスク表示
インジケーターランプのCD−ROM表示
ACアダプタジャック
ACアダプタジャックの差込コードの口
CD−RWレコーダーの機能停止マーク
キイボードのRの字
キイボードのSの字
キイボードのBの字
キイボードの「の」の字

等々と言うのは,まだ,このカタチに似たものを一生懸命探しているにとどまる。

ノートパソコンのパッド部分
クリックの左右ボタン
ノートパソコンの液晶画面についている緩衝用の丸いパッキング部分

というのでも,まだ似た形を探して,当てはめている。知っている知識を当てはめたてるのでは,まだ,発想とは呼ばない。発想とは,“何とかする”ことだ。とすれば,知らない,わからない,どうにもならないという状態が,発想のスタートラインだ。

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浮かんだものに見えるものをあわせる

そこで,こう考えてみる,

こういうカタチにするにはどうすればいいか
こういうカタチに見えるようになるには,どうなっていればいいのか

と。すると,たとえば,

縁を丸くした,かわいいノートパソコン
パワーブックを少しだけ開いた状態
ワードの作図機能の円を描き出したところで間違って斜めラインを引いてしまった
マウスの裏側のボール止めをまわしかけたところ
ノートパソコンの前左角からコーナーを見たところ
ノートパソコンの前右角からコーナーを見たところ
ノートパソコンのから後ろ右角からコーナーを見たところ
ノートパソコンのから後ろ左角からコーナーを見たところ
廃棄処分にしたパソコンを両側から圧搾しているところ
ノートパソコン背面のPS/2コネクタの接続部
ノートパソコン背面のRS-232コネクタの接続部
ノートパソコン背面のCRTコネクタの接続部
ノートパソコン背面のプリンタコネクタ
リセットスイッチの丸い孔
プリンターの出力表示の
文字化けした文字停止記号
キイボードのOの字についた汚れ
キイボードのDの字についた汚れ
キイボードのEの字についた汚れ
キイボードのUの字についた汚れ
キイボードのQの字についた汚れ
かすれて消えかけたキイボードの@マーク

等々。まだまだ出るだろうが,具体的にノートパソコンを前にして考えれば,まずは,目の前に似たものが見えるが,ついで,

こうしたらこうなるのではないか
こう見れば,こうなるのではないか

等々,といったものが次々に浮かんでくるはずだ。いわば,こういうカタチに見えるものはないか,これに似たものはないか,という発想から,

こういうカタチに見えるためにはどうなっていればいいのか
こういうカタチに見たいのだがそのためにはどうすればいいのか

という発想に移っていく。

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発想は見たいように見ること

見える側,見えるものにあわせるのではなく,見たいように変えてしまう,見たいように,あるいは見えるように変えてしまうことである。発想の鍵は,そう見えるように,“強制する”ことだ。それには,たとえば,1日一個は必ずアイデアを考えること,と自分を強制することも含まれる。

具体的に
無理やり
強制して

考えてみること,何とかすることが,発想の第一歩だ。発想は,技法ではない。技法は他人任せ,他人を当てにすることだ。発想は,自分を恃むことだ。発見は,自分の中にこそある。そのために,情報を集めたり,人とキャッチボールしたりする。情報を集めることが目的ではないのは,そのためでもある。

技法も,逆に,それがあれば発想できると考えるのではなく,それを,自分自身を刺激する,自分の中の発見を手助けする,発想のための情報のひとつと見なせば,また,別の活用が可能である。

以下続く

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発想トレーニング・目次

発想トレーニング1

発想トレーニング10

発想トレーニング3

発想トレーニング11

発想トレーニング4

発想トレーニング12

発想トレーニング5

発想トレーニング13

発想トレーニング6

発想トレーニング14

発想トレーニング7

発想トレーニング15

発想トレーニング8

発想トレーニング16
発想トレーニング9 発想トレーニング17

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