ホーム 全体の概観 侃侃諤諤 Idea Board 発想トレーニング skill辞典 マネジメント コトバの辞典 文芸評論

horizontal rule

問題意識の強度と自己表現力チェック

horizontal rule

bullet 問題意識は表現できなければ企画にならない

  何に問題意識を感じるかに高低はありません。問題は、自分の中の問題意識に気づいているかどうかです。これは、自己表現力の巧拙と関係があります。

 つまり、自己表現力に欠けると、人の前で自分を隠し、あるいは表面的には従い、しかし従わされたと被害者意識を感じたりする。あるいは逆に自己主張と言うより、他人の意見に耳を貸さず、自分を通そうとするばかりで、強引で、強圧的になったりする。

 いずれも、実は自分を大事にしていないのです。問題意識とは、自分で感じた現状への疑問です、それは人を巻き込めなければ単なる愚痴で終わってしまいます。

 問題意識をひとりの問題にとどめず、チームや周囲の人を巻き込むためには、自分の問題意識の強さだけでなく、それをきちんと人に語れる表現力が不可欠です。

 なぜなら企画にまとめるということは、自己表現なのです。自分の感じている問題意識を、人に訴えて、全体のものとしてもらうためのものなのです。

bullet 自己主張のある問題意識度をチェックする

【自己表現力チェック】

bullet 該当するものに、レ点をつけてその総数で、下記の診断に照らしてみてください。

チェック項目

該当の有無

自分の長所や性格について、ひとに語ることができる  
自分にしかできないこと、自分だからできることがある  
なすべきこと、やりたいことを目標として描き、いかに達成していくか構想している  
自分の知らないこと、わからないことがあったとき、その場で説明を求める  

人と意見が違ったり、別の考えをもったとき、それをきちんと主張できる

 
自分が間違っていると気づいたときはそれを認め、改めることができる  
自分が批判されたとき、その是非をきちんと受け止めて反論できる  
上司や尊敬する先輩と意見が異なった場合も、自説を語ることができる  
自分の夢、将来像をビジュアルに描き、それを人にも語る  
後輩に伝えておきたいこと、教えておきたいことを、きちんと伝えるようにしている  
自ら進んで(自分から働きかけて)新しい役割を引き受けるようにしている  
同僚・上司とのコミュニケーションに努めている  
他人の異なる見解にも耳を傾け、その要旨を的確に把握し、冷静に判断できる  
誰に対してもオープン・マインドで、ざっくばらんである  
不満や不平があっても内にこもらず、言うべきことはきちんと言う  
他の専門領域の人とのコミュニケーション(情報交換)ができている  
自分の考えをわかってもらうために、表現や方法の工夫を怠らない  
仕事でまだやりたいことがある、やり残したことがあると、上司とそのことを話し合う  
人に提案するのはうまい  
人にどうプレゼンテーションするかの工夫にはいつも力を入れる  

【問題意識度チェック】

bullet 該当するものに、レ点をつけてその総数で、下記の診断に照らしてみてください。

チェック項目

該当の有無

新しい体験や未経験のことにも尻込みしない  
行き詰まっても何とかするという気持を失わない  
自分の進むべき方向を意識して、進路設計をしている  
知人(異性との人脈、異質職業との人脈、異質年齢との人脈)は豊かである  
いままでの経験・習熟領域とは異質の領域にもチャレンジする気持をもっている  
クロスオーバーしたネットワーク(タテ・ヨコ・ナナメ)をもっている  
長期的な目標をもち、一歩一歩それに向かってクリアしていくべく日々努力している  
ネットワークでのキイパーソンとなっており、いつでも動かせる位置にいる  
自分のライフワーク、テーマをもっている  
仕事以外でもやりたいことをもっている  
現状がどうなっているかに常に目を向けている  
起こった事態から全体を的確につかむことができる  
職場の変化、役割・立場の変化を自覚し、仕事への取り組み見直し、改善している  
与えられたポジションの中で、何をなすべきかをいつも前向きに考えている  
仕事以外の人脈をもっている  
キャリアアンカー=自信のより所(能力、動機、欲求、態度、価値)をもっている  
自己イメージ(得意不得意、長所短所、希望、夢、価値観、性格等)が明確である  
その場で何が有効か、自分の役割を自覚して適切な行動が選択できる  
自分の興味・関心のもてるものがある  
組織の枠、当期目標にとらわれず、自分なりの視点でものをみようとする  

horizontal rule

bullet 評価方法

 問題意識度と自己主張力とはバランスがとれていなくてはなりません。

【自己表現力チェック】

チェックの数 傾向
15 自己表現力に優れています。問題意識とのバランスをチェックしてください
14〜10 まずまずの表現力です。問題意識が同程度なら、十分です。後はチェックできなかったところに目を向けてみてください

9〜5

少し弱めの自己表現力です。しかしもし問題意識が10以上あるようでしたら、自己表現力を磨くことで、魅力的なアイデアマンになれるはずです
4〜 ちょっと表現力が弱過ぎです。これは自分を貶めるのと同じです

【問題意識度チェック】

チェックの数

傾向

15 強烈な問題意識です
14〜10 ほどほどの問題意識です。問題は自己主張とのバランスです。自己主張がの根拠かコミュニケーション部分かをチェックしてください
9〜5 少し問題意識が弱めです。それは人との関係か、自分の仕事か、それとも広がりか、欠けているところをチェックしてください
4〜 ちょっと問題意識が弱過ぎです。自分自身か仕事か趣味か、まず自分の根拠を定めるところからはじめてください

horizontal rule

bullet 評価結果をどう見るか

  問題意識の強い人は、おおむね自己主張の強い人です。自己主張の強さ自体は悪いことではありませんが、自己主張と自己表現の違いは、相手との間できちんとしたキャッチボールができるかどうかです。キャッチボールとは、どちらかに意見の成否を決めることではなく、擦り合せながら意見を煮詰めていけることです。

 自己表現とは、自分の意見や感情をきちんと伝えることですが、それは自分を通すためではなく、人に自分を理解してもらうためです。何のためにか、それは、そこが議論の場だとすれば、それに自分がどう考えているかを伝え、その議論に加わるためです。それが上司との意見交換の場だとすれば、自分の意見をきちんと伝えることで、上司に自分の意見を取り入れてもらいたいからです。企画もまた、自己表現ですが、それがひとりよがりにならないためには、自分の問題意識を他の人も共有化できるように表現する力が不可欠なのです。

horizontal rule

bullet

発想トレーニングについては,ここをご覧下さい。

bullet発想についての考え方に関心のある方は,ここをご覧下さい。
bullet発想の基本スキル,ブレインストーミング等々については,ここをご覧下さい。
bullet創造性とは何かについては,ここをご覧下さい。
bullet

アイデアづくりの構造については,ここをご覧下さい。

bullet

バラバラ化については,ここをご覧ください。

bullet発想力とは何かについては,ここをご覧下さい。
bullet「企画とは何か」について興味のある方は,ここをご覧下さい。
bullet企画をつくるとはどういうことかについては,ここをご覧下さい。
bulletなお,「企画の立て方・作り方」について関心のある方は,ここをご覧下さい。
bullet発想技法の背景となる,アイデアづくりの基本スキルについては,ここをご覧下さい。
bullet発想の4つのスキルについては,ここをご覧下さい。
bulletアナロジーの見つけ方については,ここをご覧下さい。
bullet企画の立て方・作り方」については,ここをご覧下さい。
bullet企画・発想・創造性に関する参考文献一覧については,ここをご覧下さい。
bullet創造的発想の具体的応用に関心のおありの方は,ここ[Idea Board]をクリックして,アイデアづくりにチャレンジして下さい。
bullet創造性開発研修発想力開発研修については,ここをご覧下さい。

up

horizontal rule

研修プログラム一覧
自己点検チェックリスト
発想トレーニング
発想技法1
発想技法2
発想技法3
企画・発想・創造性関連参考文献
続・企画・発想・創造性関連参考文献
続々・企画・発想・創造性関連参考文献

horizontal rule

ホーム 全体の概観 侃侃諤諤 Idea Board 発想トレーニング skill辞典 マネジメント コトバの辞典 文芸評論

ご質問・お問い合わせ,あるいは,ご意見,ご要望等々をお寄せ戴く場合は,sugi.toshihiko@gmail.com宛,電子メールをお送り下さい。
Copy Right (C);2024-2025 P&Pネットワーク 高沢公信 All Right Reserved