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創造性開発研修プログラム3

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bullet

1日バージョンは,ここ,2日バージョンは,ここををご覧下さい。

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研修の目的

bullet創造性自体は目的ではありません。現実において,

・現状での,(このままではどうにもならない)“停滞感”,

・(いまのままでは解決できない)“行き詰まり感”,

・(これまでのやり方ではこれ以上ムリという)“限界意識”,

(このままではまずいという)“危機感”

等々,今のままでは今までのやり方では過去の延長線上では,まずいいのではないか,事態を打開できないと意識したとき,今まではとは異なる考え方,仕事の仕方,問題の解き方が必要となります。そのとき,初めてその人にとって,創造性が必要となるのです。

この「このままでいいのか」との“思い”とは,現状(の環境・条件,組織のあり方,組織の仕事の仕方,組織の考え方,業務の処理方法等々)への疑問,批判,不満等々です。それこそが,問題意識です。それは,「現状を何とかしなくてはならない」との思いと言っていいはずです。これがなければ創造性は,その人に必要ではないのです。創造性とはアイデアごっこでもパズルでも思いつきでもありません。現状を何とかしなくてはならないという(切実な)思いを切り開いていくためのツールなのです。

bullet当研修で目指すのは,まず,

自身の仕事,職場に対する問題意識のないところに創造性は必要ない

それを前提に,現状への問題意識を掘り下げるにはどうしたらいいのか

問題意識を解決するためにはどうしたらいいのか

解決策を具体化するにはどうしたらいいのか

の基本マインドと基本スキルを実習を通して身につけて戴きます。

そこで,次のの3点を,3日間のテーマとします。

@問題意識の掘り起こし方〜役割意識なく目的意識なく,目的意識なく問題意識なし

A創造性のスキル〜問題意識をカタチにするための3つのスキル

B企画型発想のスキル〜アイデアを実現するためのスキル

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研修のポイント

出発点は,現状への不満疑問願望である。現状に,「いまのままでいいのか」「いままでのままでいいのか」「こんなことでいいのか」と,いう“問題意識”である。それを出発点に,研修は次の3つのステップを踏みます。

 @「新しさ」とは変化である。現状を変えることである。それには,皆が見過ごしている,気づかない,当たり前としている等々,発見する問題が前例にとらわれない,「新しい」ものでなくてはなりません。

 A「発見した問題」は,新しいカタチにまとめなくてはなりません。そのとき,ありふれたカタチやいままでの前例や慣習にしたがっていたのでは問題の「新しさ」が消えるからです。

 B「解決のカタチ」の実現は確実か。どこまで実現可能かの具体化を検討致します。

自分一人の発想力があればいいのではありません。チームとしての発想力を高めるためには,いかに,メンバーの問題意識を見逃さず,チームとしての問題意識とし,チームとしての発想につなげていくかが求められます。職場で発想力が必要な理由はそこにある。研修では,そこにも力点を置きます。

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研修スケジュール

【第1日】問題意識を研ぎ澄ますものは何か

時間 内容 進め方

9:00

 

9:30

 

 

11:00

 

 

 

 

 

 

12:00

オリエンテーション 

「この研修のめざすこと」 

《個人作業》

「自分のポジショニングと役割期待」

《実習1》

「問題の掘り起こし方の基礎訓練」

 

《講義1》

  「ものの見方・もののとらえ方」  

ものの見える人と見えない人の差は何か

 

◇問題意識が創造性の前提だが,問題意識は一般的にあるのではない。自分の役割意識が明確でないところにあるのは,単なる無責任な不平に過ぎない。問題と課題とは違うように,自らが解決主体とならないところに問題意識はない。その自己確認を出発点とする。

◇「基礎訓練」では,発想を妨げる「固定観念」を崩す仕掛けとして,「ブレインストーミング」と「チェックリスト法」を再確認。キャッチボールを通して,いかにキャッチボールがものの見方の幅と奥行を広げる鍵となるかを確認する。同時に,議論の集約におけるリーダーシップの重みも確認。これは,チームとしての発想力にとって不可欠のスキルとなる。

《使用するツール・スキル》

  ワークシート

自分のポジショニング

自分に求められている役割期待

  ブレインストーミング

チェックリスト

 

                    食

13:00

 

 

 

 

 

 

15:00

 

16:30

 

17:00

《実習2》

「問題意識を掘り下げる」

 −情報の読み方・掘り下げ方

    個人研究

グループ研究

     ↓

  発表

  ↓

講評/コメント

《講義2》

アイデアをカタチにするスキル

ここでは,問題意識とは何か,それを掘り下げるとはどういうことかを,与えられた情報の断片からどれだけの幅と奥行きを読み取ろうとするかということを通して実習して戴く。

具体的には,@与えられた新聞記事から,どれだけ判断と事実(データ)を区分し,そこから読めるのは何かを抽出する,Aそこに隠された「問題」を洗い出すために,どういう情報が必要なのかを多角的に検討し,どういう問題の立て方(問いの立て方)をするのか,を実習を通して体得して戴く。

《使用するツール・スキル》

  ワークシート

  ブレインストーミング

チェックリスト

 

 

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【第2日】問題意識をカタチにするためのスキル

時間 内容 進め方

9:00

 

 

 

 

 

 

 

12:00

《実習3》

欠点列挙法意識的に問題を掘り起こす」

 

   個人研究

グループ研究

     ↓

 

創造性スキルのうち,問題解決型の典型である,“欠点列挙法”を取り上げる。この技法は,欠点という切り口で意識的に問題を掘り起こす。それによって,いままで気づかない面に焦点を当て,通常見慣れた全体像のイメージを崩す。このプロセスの中に,問題意識の掘り下げ→問題の発見→アイデアづくりという,基本的なアイデア発想力のすべての鍵が含まれている。

《使用するツール・スキル》

  欠点列挙法

  ブレインストーミング

チェックリスト

 

 

                    食

13:00

 

 

 

 

15:00

 

 

 

 

 

17:00

グループ研究(続き)

     ↓

  発表

  ↓

  講評/コメント

《実習4》

アナロジー発想法

−アナロジー活用による発想飛躍

    個人研究

グループ研究

     ↓

発想スキルの中で,最も飛躍的な効果のあるアナロジーを使う「アナロジー発想法」をアナロジー実習の例題として取り上げる。

アナロジー発想法」は,意識的に,常識の逆に設定した課題を,アナロジーで飛躍させようとする。アナロジーのもつ垂直の飛躍を利用して,つい水平に,既知の分野の中で発想する傾向に歯止めをかける。アナロジーは,アイデアを見つけるための基本スキル「分ける」「グルーピング」「組み合わせ」「類比(推)」のひとつであり,その効果を確認することになる。

《使用するツール・スキル》

  アナロジー発想法

  ブレインストーミング

チェックリスト

 

 

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【第3日】アイデアを実現するためのスキル

時間 内容 進め方

9:00

 

 

 10:00

 

 

 

11:00

 

 

 

 

12:00

「アナロジー発想法」(続き)

  発表

  ↓

  講評/コメント

《講義3》

「デザイン設計型(企画型)発想のスキル」

 −実現するためのプランニング

《実習5》

スクランブル法−コンセプトづくり

   個人研究

         ↓

  グループ研究

   ↓

◇実現したい「テーマ」の意味にウエイトづけすることを通して,テーマのコンセプトを明確化する。コンセプトは,実現したいテーマの“へそ”(コアアイデア)であると同時に,企画づくり作業の“へそ”(コアビジョン)でもある。コンセプトづくりでは,“スクランブル法”を使う。

◇コンセプトは,テーマへの自分たちの“こだわり” を具体的に示すことになる。何を重視しているのか,何に面白さを感じているのか,何を新しいと考えているのか等々。コンセプトとは,テーマの私的意味づけ,私的方向づけなのである。

 

《使用するツール・スキル》

 ・スクランブル法

 ・コンセプトプロファイルシート

 ・ツール

  ブレインストーミング

 

 

                    食

13:00

 

14:00

 

 

 

15:00

 

 

 

 

17:00

  発表

   ↓

    講評/コメント

《講義3》

「実現できるプランニングづくり」

 −コンセプト実現のためのプランニング

《実習6》

「コンセプト具体化のプランニング」

 

 

《まとめの講義》

 「創造性を高めるための日常の工夫」

◇実現の具体化は,「コンセプト」を目的として,その実現に必要な手段を徹底的に洗い出すことである。その「目的」実現のためにどういう手段があればいいのか(何をすればいいのか)→その手段(を目的として,その実現のために)どういう手段があればいいのか(何をすればいいのか)→その手段(を目的として,その実現のために)どういう手段があればいいのか(何をすればいいのか) →その手段(を目的として,その実現のために)どういう手段があればいいのか(何をすればいいのか)………と,手段を次々にブレイクダウンしていく。実現手段をどれだけ具体化できるかが,解決をカタチにする作業となる

《使用するツール・スキル》

 ・企画スケッチシート

 ・ツール

  ブレインストーミング

◇まとめの講義では,改めて,すべては一人一人の問題意識から始まることを再確認し,日常,一人一人が,どう問題意識を掘り起こしていくかを整理して,集約する。 

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bullet当サイトで紹介する,研修プログラム一覧ここにあります 。

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bullet創造性とは何かについては,ここをご覧下さい。
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バラバラ化については,ここをご覧ください。

bulletアイデアづくりの基本スキルについては,ここをご覧下さい。
bullet アイデアづくりの構造については,ここをご覧下さい。
bullet発想技法の活用については,ここをご覧下さい。
bullet企画・発想・創造性に関する参考文献一覧については,ここをご覧下さい。

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研修プログラム一覧

創造性開発研修頁

創造性開発研修プログラム・目次
創造性開発研修プログラム例
創造性開発研修プログラム進捗モデル【1日】
創造性開発研修プログラム進捗モデル【2日】
創造性開発研修プログラム1
創造性開発研修プログラム2
発想力アップ研修プログラム
企画・発想・創造性関連参考文献

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