【このプロセスの狙い】 企画は,それによって「何を解決(実現)しようとしたか」(現実の何を動かそうとしたか)が明確でなくてはならない。そのためにこそ企画を立てる。 それは「このままでいいのか」という“現状への問い”(これが問題意識)から始まる。必ずしも自分自身の“問い”とは限らない。上司,顧客・ユーザー,関係者,部下(後輩)等々の“問い”かもしれない。しかし,それを明確な自分の企画(の達成すべき)目的と定めたときから企画は始まる。
【このプロセスの狙い】 テーマは具体的であること。何をするのか,何を作るのか,が個別化されていること。しかも同時に現実感覚からずれていないことが大事。それによって,テーマによって現実の何が動くかがピンポイントで示せる。また,具体的なテーマほど,アイデアを考えるとき,展開しやすい。
【このプロセスの狙い】 “スクランブル法”で,「テーマ」に必要な条件,要素を洗い出し,それを組み合わせる中で,自分たちがめざすもののウエイトをつけ,「テーマ」の意図や狙いを鮮明にする。これをコトバやイメージで表現したのが「コンセプト」である。しかしこのままでは,未使用の風船でしかない。どこまで大きく膨らむものなのか確定しているわけではない。どこまで膨らむかは,まだ単なる「そうなるはず」の可能性にすぎない。「企画」は,その風船に込めた“思いの大きさ”以上に膨らむことはない。
【このプロセスの狙い】 “コンセプトづくり”以降は,現実のさまざまな障害との,自分の弱気や妥協との勝負なる。そのため,どこまで慣れや惰性を脱した発想で,コンセプトを具体像に仕上げることができるか。ともすれば結果を出しやすい方への妥協を迫られる。「こんなもの」「これ以上は無理」ではなく,「どうすれば可能になるか」の視点での発想がどこまでできるか。そのためにこそ,グループでのキャッチボールが有効である。そのためのアイデアづくりには,「分ける」「グルーピングする」「組み合わせる」「アナロジー」の4原則がある。
【このプロセスの狙い】 コンセプト具体化のアイデアがまとまると,次はそれをどう実現するかを考える段階となる。その“コンセプトの具体化案”を実現するためには,次の3つの“構想”を練っていくことになる。 ●「企画アイデア(解決案)」の全体像を組み立てる ●「企画アイデア(解決案)」を実現していくための「仕組み」と「仕掛け」をつくる ●どこから,どんな手順で実施していくかの実施プランニングを立てる ※この部分は,全体の時間配分の中で,縮小する場合もあり,時間がゆるす範囲でまとめていただくことになる。
【このプロセスの狙い】 プレゼンテーションとは,自分たちの描いた完成像を,どこまで手渡しできるかが鍵になる。それは,自分たちにどれだけ完成像が具体化できているかどうかにかかっている。それをここでは試みる。 ※なお,プログラムの流れは,全体の時間配分の変化に応じて,適宜変更する場合があります。 |
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