時間 |
内容 |
進め方 |
13:30
15:00 |
2・コンセプトの意味と狙い〜企画のコアと企画づくりのコア
実習1・コンセプトをつくる〜スクランブル法
コンセプトづくり→コンセプトのプロファイル化→コンセプトプロファイルシートづくり
「テーマ」の意味にウエイトづけすることを通して,テーマのコンセプトを明確化する。コンセプトは,企画の“へそ”(コアアイデア)であると同時に,企画づくり作業の“へそ”(コアビジョン)でもある。コンセプトづくりでは,“スクランブル法”を使う。これは簡易版のKJ法(親和図法)を基にしたもので,これによって,企画テーマの条件,意味を洗い出し,その意味づけをしていく。この作業によって,立てたテーマの達成基準(どこまでやるか)を明確にし,自分たちが何を目指しているかを“旗”として立てることである。 |
コンセプトは,テーマへの自分たちの“こだわり”
を具体的に示すことになる。何を重視しているのか,何に面白さを感じているのか,何を新しいと考えているのか等々。コンセプトとは,テーマの私的意味づけ,私的方向づけなのである。 《使用するもの》
スクランブル法
コンセプトプロファイルシート
・ツール
ブレインストーミング |
【このプロセスの狙い】
“スクランブル法”で,「テーマ」に必要な条件,要素を洗い出し,それを組み合わせる中で,自分たちがめざすもののウエイトをつけ,「テーマ」の意図や狙いを鮮明にする。これをコトバやイメージで表現したのが「コンセプト」である。しかしこのままでは,未使用の風船でしかない。どこまで大きく膨らむものなのか確定しているわけではない。どこまで膨らむかは,まだ単なる「そうなるはず」の可能性にすぎない。「企画」は,その風船に込めた“思いの大きさ”以上に膨らむことはない。
時間がゆるす範囲で,スクランブル法を体験していただき,コンセプトを作り出すプロセスを実習していただく時間をとる。
時間 |
内容 |
進め方 |
16:00
17:00 |
3・コンセプトをどう具体化するか〜コンセプト実現のアイデアを練る
コンセプトをつくる〜スクランブル法
コンセプトづくり→コンセプトのプロファイル化→コンセプトプロファイルシートづくり |
「コンセプト」をどう実現していくか,実現手段をどれだけ具体化できるかが,解決をカタチにする作業となる
《使用するもの》
・ツール
ブレインストーミング |
【このプロセスの狙い】
“コンセプトづくり”以降は,現実のさまざまな障害との,自分の弱気や妥協との勝負なる。そのため,どこまで慣れや惰性を脱した発想で,コンセプトを具体像に仕上げることができるか。ともすれば結果を出しやすい方への妥協を迫られる。「こんなもの」「これ以上は無理」ではなく,「どうすれば可能になるか」の視点での発想がどこまでできるか。そのためにこそ,グループでのキャッチボールが有効である。そのためのアイデアづくりには,「分ける」「グルーピングする」「組み合わせる」「アナロジー」の4原則がある。
企画アイデアを考えていただくポイントを整理し,質疑の時間とする。
※なお,プログラムの流れは,全体の時間配分の変化に応じて,適宜変更する場合があります。
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